静岡英和女学院 中学校・高等学校

朝の礼拝で、文部科学省が取り組んでいるキャンペーン「トビタテ！留学JAPAN」を利用し、今年の夏にニューヨークへ3週間留学していた高校2年生から報告がありました。

トビタテ！留学JAPANは、『若者の海外への挑戦をオールジャパンで応援する』をコンセプトに行われており、官民協働でグローバル人材育成コミュティを形成し、将来世界で活躍できる人材を育成する「留学促進キャンペーン」です。

彼女は「アートの力（ソフトパワー）が分断の世界の解決にどう関われるか。～表現が生み出す人々の繋がりから考える～」を探求のテーマとして応募し、第8期生として採用されました。

現地ではシェアハウスで二人暮らしをして料理や洗濯は自分たちで行ったそうで、スーパーでの買い物の動画やニューヨークの写真を見せて紹介してくれました。

国連本部やハーレム地区のゴスペル教会を訪れたり、Brooklyn Children's Theatreでインターンシップを行ったり様々な活動をしたそうです。ニューヨークではSDGsを知らない人も多く、日本の活動意欲の高さを認識し、日本が目標達成に近づけるよう活動を推し進める責任を感じたそうです。

教会では、日本とは違う音楽や演奏に溢れたライブのような礼拝を体験。また人種差別や貧困、キング牧師の活動などを学び、キリスト教の教えである隣人愛や、ゴスペルの持つアートな力が人を平和な心へと導いているのだと感じたと話してくれました。

最後に「挑戦は試練で、そこを忍耐強く乗り越えることで希望があります。その希望を絶やすことのないよう挑戦をし続けていくというのが、私のマインドです。今回の留学は自らの人生のフィールドを大きく広げました。今回得た学びをこれからの学校生活と日本の社会へ還元していきます」と熱く語りました。