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2023.07.10
リケしず 静大出前授業
7月5日(水)静岡大学理学部生物科学科の後藤助教授を講師にお迎えし、「リケしず(理系女子夢みっけ☆応援プロジェクトinしずおか)」の出前授業が行われました。
「リケしず」は静岡大学が主体となり「理系に興味はあるけれども、不安感があって一歩が踏み出せない」という女子中高生と、その保護者・先生方を応援するための企画です。自分の興味関心を明確にし、進路選択に自信をもって夢に近づいてほしいと出前授業などを実施しています。

社会や人々の暮らしに密着した科学技術や発明を紹介し、生徒たちに「人と関わる仕事としての理系の進路」を考えるきっかけとして、進路や文理選択を考える上で参考とするため、中学3年生を対象に実施しています。
この日のテーマは「動物における『形態形成』の背景にある遺伝子の話」でした。
講義前半では、まず生物のオスとメスの見た目が違う要因についてお話がありました。続いて「ホタルはなぜ光るのか?」「ヘビに足がないのはなぜなのか?」などの疑問に答える際の、生物学における2つの答え方、究極要因(進化生態学的な理由)と至近要因(発生学的な理由)について説明がありました。
後半は具体的に先生の専門であるクワガタムシについて、持っているゲノム(全遺伝情報)はほぼ同じなのになぜオスとメスではこんなに異なる姿を作れるのか?昆虫の性はどう決まるのか?遺伝子を操作するとどうなるのか説明があり、雌雄で姿が異なる生物は多く、違いを生み出す発生メカニズムはまだまだ謎がいっぱいです。と、お話がありました。

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