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2019.04.26
青年海外協力隊レポート② 滝 毬奈さん
本校の卒業生で、東京農業大学の国際食料情報学部、国際農業開発学科に進学、現在同大学院に所属している、滝 毬奈さんより「青年海外協力隊レポート②」が届きました。
青年海外協力隊レポート②  2013年度卒業生 滝 毬奈
1. 始めに
タンザニアに到着し早3ヶ月、配属された地域に赴任してからひと月半が経ちました。こちらの生活にも慣れ、毎日がゆっくりと過ぎていくのを感じています。日本は春の陽気から初夏へと季節が移りいく時期かと思いますが、こちらタンザニアは雨期真最中、さらにこれから一年の中で一番涼しくなる季節へと入ります。アフリカのイメージでは考えられないかと思いますが、タンザニアは赤道直下の国ですが、20℃を切る涼しい時期もあります。今回は、そのようなタンザニアを紹介したいと思います。

2. タンザニア紹介
これから、私が住むタンザニアとムワンザ州ミスングイ県の紹介をします。

【タンザニア】

1961年イギリス領から独立し、1964年、本土タンガニーカとザンジバル島が合邦しました。タンザニアは2つの地域(本土タンガニーカとンジバル島)が合邦した国なので、タンザニア連合共和国という国名がつけられたようです。

〈場所〉南半球、アフリカ大陸の東側に位置します。ウガンダ、ケニア、ルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ザンビア、マラウイ、モザンビークの8か国に囲まれています。

〈面積〉94.5万㎢(日本の2.5倍です。)

〈人口〉5,731万人(2017年、世界銀行より)

〈首都〉法律上の首都はドドマですが、事実上、首都機能を持ち経済面での中心となっているのはダルエスサラームです。

〈民族〉スクマ族、ニャキューサ族、ハヤ族、チャガ族、ザラモ族等約130の民族がいます。私の住む地域はスクマ族が多いです。民族は多数いますが、共通言語スワヒリ語を皆話します。

〈言語〉母国語はスワヒリ語(ライオンキングの名セリフ「Hakuna matata!(心配ないさー!)」はスワヒリ語です!)、公用語は英語ですが、独立後初代大統領ニエレレが民族間の争い等を無くすためスワヒリ語を共通言語としました。民族ごとの言語はありますが、タンザニア人は皆スワヒリ語を話します。そして、他のスワヒリ語を話す国よりも大切にされています。あいさつ程度のスワヒリ語であっても、スワヒリ語を話せばとても喜んでくれます。

〈宗教〉キリスト教(カトリック・プロテスタント・その他含む)40%、イスラム教40%、その他(土着宗教を含む)20%です。宗教を重んじるタンザニアでは、特定の宗教を持たない日本人は宗教について聞かれると答えに困ります。また、日本人に馴染み深い仏教や神道はタンザニアでは珍しく、理解が難しいこともあります。

〈主要産業〉農林水産業(GDPの30%)、鉱業・製造・建築等(GDPの26%)、サービス(GDPの37%)タンザニアは、GDPの約30%を占める農林水産業が経済を支えていることがわかります。

〈気候〉タンザニアは南半球に位置する国なので、季節は日本と逆です。12~3月頃が一年の内一番暑い時期になります。また、6~9月頃は一年の内一番涼しい時期になります。乾期と雨期の2期に分かれていて、3~5月頃大雨期、11~12月頃小雨期、その他は乾期となっています。特に6~9月は雨も少なく涼しい季節なので過ごしやすく、観光するのに適期です。

〈お金〉タンザニアシリング1タンザニアシリング=約0.05円
ペットボトルの水500㎖は25円、ジュース50円、果物・野菜1個10円~50円で購入出来、一食100~500円以内で食べることが出来ます。そのため、日本の生活レベルの4分の1程度で生活出来ます。但し、外国人向けスーパーやレストラン、ショッピングモールや観光施設は日本とあまり変わりません。

〈人柄〉タンザニア人はどんな時も、ポレポレ(スワヒリ語でゆっくりゆっくりという意味)です。今日仕事が終われなければ、明日すればいいという考え方を持っています。一方で、助け合い精神と年上を敬うことは幼いうちから教育されているので、親切な人が多いです。おしゃべりが大好きな国柄なので、どんな時でも話し出したら止まりません。

〈食べ物〉主食はウガリ(トウモロコシの粉やキャッサバの粉を水で練ったもの、日本のそばがきに似ている)、ワリ(お米)、ピラウ(炊き込みご飯のような味付きのご飯、お祝い事の時に食べる)、食用バナナ(果物のバナナとは別物で、味や食感はジャガイモに似ている)です。おかずは、焼き魚や肉、葉物野菜(ホウレンソウやキャベツ)、豆を煮込んだシチューなどです。軽食として、フライドポテトやチャパティ(小麦粉を薄くのばし焼いたパンのようなもの)、マンダジ(揚げパン)やキトゥングー(米粉で作るパンケーキのようなもの)を食べます。その他、熱帯果物(アボカドやパイナップル、バナナやオレンジ)もあります。
平日は、午前中10時ころチャイ(軽食と紅茶を飲む時間)があるので昼食は食べません。帰宅後夕方、夕食を家で食べます。タンザニアの食事は油と塩分多めまたは甘さ強めが基本であるため、外食ばかりでは飽きてしまいます。そのため、出来る限り自炊をするようにしています。機会があれば、日本料理をタンザニア人に作ってあげたいと考えています。

【ムワンザ州ミスングイ県】

〈位置〉ムワンザ州ミスングイ県は、タンザニア北部、ケニアとウガンダの近くに位置し、アフリカ最大湖ビクトリア湖があります。そのため内陸地域ではありますが、湖で獲れる淡水魚(ティラピアやナイルパーチ)が有名です。

〈主産業〉主産業は農業と漁業です。特にミスングイ県は農業が主要で、トウモロコシやコメ、コットンなどが盛んです。

〈気候〉ミスングイ県は比較的過ごしやすい気候です。朝晩は涼しく、日中は日本の初夏のような暖かさです。雨期は降水量が少ないので、農業をする地域にとっては問題ではありますが、生活する分には問題がありません。
◆ バックナンバー「青年海外協力隊レポート①

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