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2024.11.01
English Day 礼拝
11月1日は本校の「English Day」でした。積極的に英語を話し、外国文化や風習を学ぶ特別な「英語の日」です。朝の礼拝はイギリス人の先生とボランティアの生徒たちによって英語と日本語で行われました。
今年の8月に初めての短期研修旅行「Summer Short Study Tour」が行われ、20名以上の生徒たちが5日間シンガポールを訪れSDGsについて学び、英語を勉強しました。
この日はシンガポールの紹介と現地で学んだことについてお話がありました。

1965年に独立したシンガポールは東京都の1/4ほどの島国で人口は約569万人という小さな国ですが、一人当たりのGDPは世界でも高くアジアで最も発展した国のひとつです。観光、ビジネス、テクノロジーの分野で有名ですが、小さな国であるため多くの問題があります。
その一つは水の問題です。天然の水源がないので長年隣国から水を輸入していましたが多額の費用がかかるため、水の浄化とリサイクルを目的とした「NEWater ニューウォーター」というプログラムを始めました。現在では工業用水のみならず家庭用水としても、国内水需要の約40%を賄うまでに成長しています。

シンガポールではほとんどの人が標準英語を話しますが、中国語とマレー語の影響を受けたシングリッシュ(Singlish)という独特の英語もありカジュアルな場面で使われています。
シンガポールは多様な背景を持つ人が多いのに調和が保たれています。宗教は仏教が最も広く信仰されており国民の31.1%が仏教徒で、続いてキリスト教徒、イスラム教徒が多く、美しい寺院、教会、モスクがたくさんあります。しかし他の国と異なり、宗教や人種での差別がほとんどありません。それは人々を守る様々な法律があり、子どもの頃から平等に扱われるべきだと教えられているからです。

私たちは自分のアイデンティティを守ろうとするあまり、他の文化を尊重することを忘れがちです。多文化世界の中で調和して暮らしていくには、皆が同じ人間である事を忘れずに、違いによって分断するのではなく共通点によって結びつくべきだと思います。
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