静岡英和女学院 中学校・高等学校

11月26日の創立記念日を前に、11月24日「創立記念礼拝」が行われました。本校は、1887年（明治20年）「日本女性の教養を高めるためには女子教育が必要である」との思いから、静岡メソジスト教会牧師平岩愃保が県令関口隆吉らとともに開校。カナダより初代校長ミス M.J. カニングハム氏を迎え、静岡で最初の女学校「静岡女学校」として創立。今年136回目の誕生日を迎えました。

校長先生の奨励では、制定百周年を迎えた英和の制服と学年カラーに込められた平和の祈りを、これからも後輩へと受け継いでください。と、お話がありました。

◆創立136周年記念日 礼拝奨励「平和へのシンボル」

続いて、聖学院大学学長・法人理事長の小池茂子先生をお迎えし「平和をつくり出す人に」というテーマで記念講演が行われました。

小池先生は本校の卒業生で、在校時の礼拝や修学旅行の思い出を写真と共に紹介してくださり、卒業後も先生や友人たちとつながっているとお話がありました。また、「学制」制定から150年を経た日本と教育、静岡英和が設立された当時と現代の教育について説明がありました。

平和を作り出すというのは政治家が考えることで、自分には関係ないと思っているかもしれませんがそうではありません。あなたが生きている生活の場で弱き人に関心を寄せて、勇気ある言葉や行動、自分の持っている知識や時間、労働や富を差し出して自分にできることをする。それが愛で、無関心を脱することが平和を作り出す人への一歩へつながるのだろうと考えています。

何かできる人になるためにしっかり学びましょう。自分の学びを通じて獲得したもので何かできないか考えていただきたいと思います。と、お話がありました。