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2021.11.16
11月15日 朝の礼拝奨励 “ 見守ってくださる”
「近代登山や避暑地を開拓した宣教師たち」

紅葉のグラデーションが鮮やかな季節となりました。
秋は行楽のシーズンです。でも日本人が行楽で山野をめぐったり、避暑のため高原で過ごしたり、登山をスポーツで楽しむようになったのは明治時代になってからです。

そこで今週と来週、二回に分けて近代登山や避暑地を開拓した宣教師たちをご紹介します。心身共にリフレッシュするリクレーションを伝えた宣教師たちです。
ウォルター・ウェストン(英国の宣教師)

「日本アルプスの父」「日本近代登山の父」と呼ばれました。

●1887(明治20)年 
27歳で来日、以後3回、計12年間滞日次々と日本アルプスの山を踏破する。

●1896(明治29)年 “Mountaineering and exploration in the Japanese Alps”出版『日本アルプスの登山と探検』(岩波文庫)世界に日本アルプスの山々を紹介しました。

現在、長野県松本市の上高地で毎年6月ウェストン祭が行われています。また全国各地のゆかりのある地で同宣教師の働きに感謝する祭があります。日本人に初めて「山に登る楽しさ」を教えてくれた人物です。

◆参考リンク:ウォルター・ウェストン(ウィキペディア)
ポール・ラッシュ(米国の教育者)

「清里高原」に生涯を捧げたポール・ラッシュ

●1925(大正14)年関東大震災後のYMCA再建のため来日、1年後帰国の予定が教師として残ることになりました。その後、教え子との出会いから「祈祷と奉仕」を目的とした活動を始め、八ヶ岳南山麓に広がる清里高原に「清泉寮」を建て、極寒の地での農業、牧畜、教育、医療を通して青少年の育成だけでなく、地域の発展に寄与しました。日本に「アメリカンフットボール」を伝えたことでも知られています。

現在は一時のブームも落ち着き、本来の自然豊かなたたずまいに戻っています。ポール・ラッシュの故郷ケンタッキーから連れてきたジャージー牛のミルクやアイスクリームは今も大人気です。教会、保育園、病院、牧場、清泉寮、コテージに加え、子どもたちが団体で宿泊できる自然学校も建てられ、オーガニックな食育も含めた環境教育も実践しています。

◆参考リンク:ポール・ラッシュ(ウィキペディア)

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