静岡英和女学院 中学校・高等学校

10月4日 朝の礼拝奨励 “ 神様に喜ばれること”＜PDFファイル＞

校長先生おすすめの本

◆一色一生　志村ふくみ （著）求龍堂

さまざまな植物の花、実、葉、幹、根から染まる色は単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が、色をとおして映し出されているのではないか。それは人と言葉と表現行為と、根本的に共通する。芸術と人生と自然の原点に佇んで思いめぐらす。深い思索とわがいのちの焔を、詩的に細やかに語る大仏次郎賞受賞エッセイ。

刊行以来20年経た現在も、若い読者からシニア世代まで幅広く影響を与え続けている名作。
植物に生命で触れた人でなければ云えない言葉の数々。この名作をより深く、より正しく、より美しい日本語を学ぶために新装改訂版として出版。
新装改訂版にあたって、文字が大きくなり、行間もゆったりと読みやすく構成。若い人たちも読めるように、固有名詞と小学校六年生から配当される漢字には「ふりがな」がつけられました。

＜著者＞
志村ふくみ　1924年滋賀県生まれの染織作家、随筆家。
草木染めの糸を使用した紬織（つむぎおり）の作品で知られる。
1990年に重要無形文化財保持者(人間国宝)、1993年に文化功労者となる。
2015年 文化勲章受賞。

＜参考リンク＞
●求龍堂　志村ふくみ 特設ページ　
●人間国宝・志村ふくみとは、作品の特徴や歴史について解説